「生前整理って何からやればいいの?いつからはじめればいいの?」
「生前整理のやることリストってある?」
生前整理をする方は年々増えている印象がありますが、何から手を付けたらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか?
生前整理は物の仕分けや処分をはじめ、財産の整理など、やるべきことは多いのです。
生前整理を始める前に、まずはやるべきリストを元に、いつまでに何をするという作業計画を立てることをおすすめします。
生前整理は、いつまでにはじめなければならないというルールはありません。
やろうと思った時に、いつでもはじめることができます。
このページでは、生前整理のやることリスト・生前整理の進め方のコツ・生前整理で気をつけることなどについて詳しく紹介しています。
ぜひ、参考にして頂けると幸いです。
生前整理のやることリスト【一覧】/生前整理でやるべきこととは?
生前整理とは、自分が亡くなった後、残された家族や友人が遺品整理や葬儀などで負担を抱えないように、自分自身が生きているうちに準備しておくことです。
遺言書の作成や大切な書類の整理、片付け、葬儀に関する希望の共有など、具体的に何をすべきかは人それぞれですが、この記事では生前整理でやるべきことについて紹介します。
自分自身の状況や希望に応じて、修正・加筆していくことが大切です。
生前整理をしたいけど、何から手をつけていいのか分からない、やるべきことが分からないという方も多いと思います。
生前整理を行う際は、やるべきことリストの中から、期間を決めて長期的に取り組むと良いでしょう。
では、生前整理でやるべきことリストについて紹介します。
生前整理のやることリスト1・不用品の整理、仕分け、処分
身の回りにある不用品の整理や仕分けや処分は、すぐにでも取り掛かることができますね。
いつの間にか増えてしまった洋服、日用品、家具や家電など。
まずは、身の回りのものを「不要なもの」「必要なもの」「保留」の3つに仕分けしてみましょう。
もうずっと使っていないものや、これからも使う予定がないものは「不要なもの」の段ボールに入れておきます。
捨てるべきか判断できない場合は、「2年以上着ていない服は捨てる」など、処分のルールを決めておくと良いでしょう。
紙類、書類、パンフレットなどは、よく確認せずに処分してしまうと、保険の契約書や年金の書類、証券など大切なものである可能性があります。
紙類や書類、パンフレットなどは一旦はひとまとめにしておき、のちほど確認をしながら仕分けをしましょう。
大型の家具や家電は、1人で処分するのは大変ですから、家族や知人に手伝ってもらったり、業者に依頼すると良いでしょう。
家具や家電、洋服などは、リサイクルショップで買取ができる可能性があります。
リサイクルショップまで持っていくのが大変という場合は、買取可能な生前整理業者なら、買取と処分を依頼することができますよ。
生前整理のやることリスト2・財産目録の作成
財産目録は、相続税の対象になるもの(預貯金、株、不動産、車など)を中心に目録を作成します。
財産目録とは、現在保有するプラスの財産と、マイナスの財産を一覧にし、財産状況を明らかにするものです。
財産には、ローンや借入などのマイナスの財産も含まれます。
財産目録を作成するメリットは以下のものがあります。
- 相続対策、相続計画を立てることができる
財産目録を作成することで、現在の財産を自分自身で確認することができます。
現状を知ることで、相続対策や相続計画を立てることができます。
財産目録を作成することで、相続税がどのくらいかかりそうか、老後にはどのくらいの資金があるのかなどを把握することができます。
相続税の予想額に応じて、生前贈与を検討することもできますし、老後の住まい(家の売却、有料老人ホームへの入所など)の検討をすることもできます。
- 残された家族の負担を軽減することができる
相続が発生した場合、相続人全員で遺産分割協議をする必要があります。
その際に財産目録が必要になります。
財産目録がない場合は、相続人が1から作成することになるため、手間がかかってしまいます。
また、相続人が知らない財産が発覚した場合は、遺産分割協議をやり直すことも少なくありません。
財産目録があれば、相続人にこのような負担をかけることがないので安心です。
プラスの財産
預貯金、有価証券、保険、不動産、自動車(動産)などのプラスの財産がある場合に必要な書類は以下です。
通帳、有価証券の報告書、保険証券、登記簿謄本、固定資産税通知書、自動車税納税証明書など。
これらをプラスの財産として、財産目録に記載します。
マイナスの財産
マイナスの財産は、住宅ローンなどの各種ローン、クレジットカード(ショッピング、キャッシング)、友人などからの借入などです。
各種ローンの残高証明書、クレジットカード明細書、借用書などでマイナス資産の確認をします。
生前整理のやることリスト3・デジタルデータの管理
今ではスマホやPCを持っている方が多いですよね。
デジタルデータの生前整理は、誰にでも必要な時代と言えますね。
スマホやPC内には、写真・動画・メール・文章・イラストなどさまざまなデータが含まれています。
クラウドサービスに保存されているデータや、SNS、ネットバンク、ネット証券、コンテンツ配信サービス、ネットショッピング、ブログなどもデジタルデータです。
デジタルデータを生前整理する目的は以下です。
- 資産を把握することができる
ネットバンクやネット証券などを利用している場合は、遺産想像の対象となるため、どこにいくらあるのか現状の資産を把握しましょう
- 交友関係を把握することができる
連絡先、lineやFacebookの友達などから、交友関係を把握することができます。
仕事先の人、取引先の人、お世話になっている人など、葬儀に出席してほしい人を把握することができます。
- 有料サービスの支払いを把握することができる
Amazonプライム、Hulu、Netflixなどの配信サービスは月額制ですから、利用を停止しない限り料金が発生してしまいます。
他にも月額制のサービスに登録している場合は、ずっと料金が発生してしまいます。
もしもの時はこれらのサービスを停止できるようにしておく必要があります。
- SNSなどのなりすまし被害の防止
SNSの乗っ取りやなりすましは問題になっていますね。
SNSに本名や画像などを載せている場合は、アカウントを乗っ取られてしまうと、名誉を傷つけられてしまうこともあります。
利用しなくなった場合は、サービスを解約できるようにしておきたいですね。
- データの流出を防ぐ
スマホやPC内には、大切な人の連絡先、重要なデータなどが含まれています。
これらが流出することで、不正に使われてしまうなどの被害にあうかもしれません。
このようにデジタルデータにはさまざまなものが含まれるので、元気なうちにもしもの時はどのようにしてほしいのか決めておくと、家族も安心ですね。
PCやスマホに家族がログインできるように、アカウントやパスワードをエンディングノートなどにまとめておくと良いですね。
生前整理のやることリスト4・遺言書の作成
遺言書は必ず残さなければならないものではありません。
しかし、法的効力があるため、遺言書を残しておくことで、家族の負担を軽減することができます。
遺言書は、自分の死後に財産をどのように分けるのかを示したものです。
相続人やお世話になった人など、誰にどのように遺産を分けるのかの意思を記すことができるので、相続トラブルの予防に繋がります。
遺言書は法的効力がありますが、記入の仕方によっては効力がなくなってしまうので注意が必要です。
遺言書は、「全て自筆である」「作成年月日を記載する」「押印」するなど、法的効力を持つための決まりが複数あります。
お金が絡むことですから、不安な方は弁護士などに相談しておくと安心です。
生前整理のやることリスト5・エンディングノートの作成
エンディングノートとは、自分自身が亡くなった後、家族や友人が遺品整理や葬儀などで負担を抱えないように、自分自身が生きているうちに作成しておく書類です。
エンディングノートを作成する目的は、以下の通りです。
- 家族や友人に負担をかけないため
エンディングノートには、遺産や財産、家族や友人に伝えたいメッセージ、葬儀の希望などが記載されます。
自分が亡くなった後、家族や友人がこれらのことを把握することで、遺品整理や葬儀の手配などがスムーズに進められます。
- 自分自身が安心して生きるため
自分自身がエンディングノートを作成しておくことで、自分の死後に家族や友人に負担をかけず、自分自身も安心して生きることができます。
また、自分自身の人生を振り返り、人生の総括をすることで、自分自身の意志や希望を明確にすることができます。
- 自分自身が思い出すことができるため
エンディングノートには、自分自身が思い出すことができるような、自分自身の人生に関する記録を残すこともできます。
自分自身が亡くなった後、家族や友人が自分自身の思い出を振り返ることができるようになります。
このように、エンディングノートを作成する目的は、家族や友人に負担をかけないため、自分自身が安心して生きるため、自分自身が思い出すことができるためなど、様々なものがあります。
自分自身の状況や希望に応じて、適宜エンディングノートの内容を考えていくことが大切です。
関連ページ:【終活でやることリスト】相続の準備/身辺整理と終活ノート
生前整理の進め方のコツ/上手な進め方と手順
生前整理は、自分自身が亡くなった後、家族や友人が遺品整理や葬儀などで負担を抱えないように、自分自身が生きているうちに準備しておくことです。
生前整理を進める上でのコツは、以下の通りです。
- スケジュールを立てる
生前整理は、一度にすべてを行うことは難しいため、スケジュールを立てて進めることが大切です。
具体的には、一か月や一週間ごとに進める作業を決めて、計画的に進めていくことがおすすめです。
- 物の整理、処分
生前整理の一環として、自分が使っているものを整理して、不要なものは処分することが大切です。
必要なものは整理して、見つけやすくしておくことも重要です。
また、生前に片付けておくことで、遺品整理の負担を軽減することができます。
- 貴重品の整理
健康保険証や年金手帳、銀行口座の通帳など、自分が使っている大切な書類を整理しておくことで、家族や友人が必要なときにスムーズに手続きを進めることができます。
- 遺言書の作成
遺言書は、亡くなった後、財産分与や遺産相続をスムーズに進めるために欠かせないものです。
自分の意志を明確に伝えることができるので、生前に作成しておくことがおすすめです。
- エンディングノートの作成
エンディングノートを作成することで、自分の葬儀や遺品整理、財産状況など、自分自身の希望を家族や友人に伝えておくことができます。
希望を伝えることで、家族の精神的な負担を軽減することができます
では、生前整理を上手に進めるコツについて具体的に紹介しますね。
関連ページ:【生前整理の費用】と遺品整理を依頼した相場と業者
生前整理の進め方のコツ1・やることリストに沿って作業を進めましょう
生前整理は、身の回りの整理から財産整理まで、やるべきことがたくさんあります。
「さあ生前整理をやるぞ!」と意気込んでも、無計画にはじめてしまうと、うまくいかないことが多いです。
まずは、生前整理でやるべきことリストを作成し、自分でも出来ること、誰かの助けが必要なことなどを把握しましょう。
生前整理でやるべきことリストは以下です。
- 遺言書の作成
遺言書は、亡くなった後、財産分与や遺産相続をスムーズに進めるために欠かせないものです。
自分の意志を明確に伝えることができるので、生前に作成しておくことをおすすめします。
遺言書は法的な効力があるため、親族間の相続トラブルを防ぐことができます。
- 大切な書類の整理
健康保険証や年金手帳、銀行口座の通帳など、自分が使っている大切な書類を整理しておくことで、家族や友人が必要なときにスムーズに手続きを進めることができます。
- 物の片付け、不用品の処分
生前に自分が使っているものを整理して、不要なものは処分することで、遺品整理の負担を軽減することができます。
また、必要なものは整理して、見つけやすくしておくことも重要です。
年齢を重ねると、どこに何をしまったのか忘れてしまったり、物につまづいて転んだりします。
自宅での転倒事故は意外と多いので、元気なうちに整理や処分をしておくことで、快適で安全な老後を送ることができます。
- 葬儀に関する希望の共有
自分の葬儀に関する希望を家族や友人と共有しておくことで、亡くなった後の葬儀をスムーズに進めることができます。
例えば、自分の信仰に基づいた葬儀や、自分が好きな音楽をかけてほしいなど、希望を伝えておくことが大切です。
最近では、生前に葬儀の予約ができたり、お墓を購入される方もいます。
葬儀やお墓に関することは、家族の気持ちも大切ですから、1人では決めずに話し合いをして決めたいですね。
- 人生の総括
自分自身の人生を振り返り、自分の思い出や意志を家族や友人と共有することで、生前整理の一環として自分自身の人生を総括することもできます。
自分の生き方や価値観を伝えることで、家族や友人がより深く理解し、尊重することができます。
- エンディングノートの作成
エンディングノートは、自分自身が亡くなった後に家族や友人が必要となる情報をまとめたものです。
遺品整理や葬儀、財産分与、保険の加入状況、デジタルデータ、自分史など、比較的に自由に書くことができます。
自分自身の状況や希望に合わせて、エンディングノートの作成を行うことがおすすめです。
エンディングノートには法的な効力はありませんから、決められた様式などもありません。
自分の思いを記すものとして、まずは気軽に書いてみるのもいいかもしれません。
最近では本屋さんに、書き込み式のエンディングノートが売っていますから、何を書けば良いのか分からない方にもおすすめです。
- 財産の整理
自分が所有している財産(プラスの財産・マイナスの財産)を整理しておくことで、亡くなった後の遺産分与や相続をスムーズに進めることができます。
また、親族間での遺産分与や相続に関する問題を未然に防ぐことができます。
- 保険の確認
生前に自分が加入している保険の種類や保障内容を確認しておくことで、家族や友人が必要なときにスムーズに手続きを進めることができます。
- 住まいの整理
自分自身が住んでいる住まいについて、老後はどのようにしたいのか、家族や友人に伝えておくことが大切です。
今の家に住むのか、売却するのか、誰と同居するのか、老人ホームなどに入所するのかなど、老後はどのように生活したいのかを考えることで、住まいの整理について考えることができます。
住まいの問題は家族にも大きくかかわる問題ですから、家族とも話し合って決めたいですね。
生前整理の進め方のコツ2・余裕を持って計画を立てましょう
生前整理を進める上で大切なコツの一つは、余裕を持って計画を立てることです。
具体的には、以下のようなポイントに注意して進めることが大切です。
- 充分な時間を確保する
生前整理は、一度にすべてを行うことは難しいため、時間をかけて進める必要があります。
余裕を持って計画を立て、必要な時間を確保することが大切です。
- 焦らずに進める
生前整理は、焦って急いで進めることは避けるべきです。
時間をかけて、ゆっくりと進めることで、自分自身が納得できる結果を得ることができます。
- ストレスをためないようにする
生前整理は、自分自身のことを考えることが多いため、ストレスを感じることがあるかもしれません。
ストレスをためないように、自分自身がリラックスできる方法を見つけることが大切です。
- 進捗状況を確認する
進めている作業が予定通りに進んでいるかを定期的に確認し、必要に応じてスケジュールの調整を行うことが大切です。
進捗状況を把握することで、生前整理をスムーズに進めることができます。
- 余裕を持って作業を進める
生前整理は、急いで進める必要がないため、余裕を持って作業を進めることがおすすめです。
必要なときに休憩を取ったり、自分自身がリラックスできる時間を作ったりすることで、ストレスをためずに作業を進めることができます。
このように、余裕を持って計画を立てることが、生前整理を進める上で大切なポイントです。
自分自身の状況や希望に合わせて、スケジュールの調整を行いながら、必要な作業を着実に進めていきましょう。
生前整理は体力、気力、判断力が必要ですから、早くから取り組むメリットは多いと言えます。
生前整理の進め方のコツ3・家族や親しい人と一緒に取り組みましょう
生前整理を進める上で大切なコツの一つは、家族や親しい人と一緒に取り組むことです。
以下は、その理由と具体的な取り組み方について解説します。
- 家族や親しい人の意見を取り入れることができる
生前整理を家族や親しい人と一緒に取り組むことで、自分自身の意見だけでなく、周りの意見も取り入れることができます。
家族や親しい人が自分自身のことを理解し、協力することで、生前整理がよりスムーズに進められるようになります。
- 負担を分担することができる
生前整理は、一人で進めることが難しい作業も多いため、家族や親しい人と協力することで、負担を分担することができます。
また、自分自身が亡くなった後のこと(葬儀やお墓、遺産相続など)も話し合う必要があります。
全てを1人で決めるのは負担が大きいですし、家族の気持ちも大切にしたいですよね。
家族と一緒に取り組むことで、精神的な負担が軽減し気持ちが和らぎます。
- 家族とのを共有することができる
生前整理は、自分自身のことを考えることが多いため、ストレスを感じることがあるかもしれません。
しかし、家族や親しい人と一緒に取り組むことで、思い出の時間を共有することができます。
また、家族や親しい人と一緒に話をすることで、自分自身の人生について新たな発見をすることもできます。
このように、家族や親しい人と一緒に生前整理を進めることで、自分自身が納得のいく結果を得ることができるだけでなく、家族や親しい人が亡くなった後の負担を軽減することができます。
一緒に取り組むことで、家族や親しい人との関係性も深まり、より良い人間関係を築くことができます。
生前整理の進め方のコツ4・専門家に相談しましょう
生前整理を進める上で大切なコツの一つは、専門家に相談することです。
以下は、その理由と具体的な取り組み方について解説します。
- 専門家には知識や経験がある
生前整理は、一人で進めることが難しい場合もあります。
財産に関すること、遺言書の作成などは、専門的な知識がなければ難しいですよね。
そのような場合は、専門家に相談することで、専門的な知識や経験を活かしたアドバイスを得ることができます。
専門家のアドバイスを参考にすることで、よりスムーズに生前整理を進めることができます。
- 複雑な手続きや書類の整理を支援してもらえる
生前整理には、複雑な手続きや書類の整理が必要な場合もあります。
そのような場合は、専門家に相談することで、適切な手続きや書類の整理を支援してもらえます。
専門家の支援により、負担を減らすことができます。
- 必要な情報を提供してもらえる
生前整理には、必要な情報を収集する必要があります。
そのような場合は、専門家に相談することで、必要な情報を提供してもらえます。
適切な情報を得ることで、生前整理をスムーズに進めることができます。
- 安心して進めることができる
生前整理は、自分自身のことを考えることが多いため、ストレスを感じることがあるかもしれません。
しかし、専門家に相談することで、安心して進めることができます。
専門家のアドバイスを参考にすることで、生前整理をよりスムーズに進めることができます。
このように、専門家に相談することで、生前整理をスムーズに進めることができます。
自分自身の状況や希望に応じて、必要な専門家に相談することが大切です。
また、専門家に相談することで、より安心して生前整理を進めることができます。
生前整理で気をつけること/生前整理の注意点について
生前整理を行う際には、以下の点に注意する必要があります。
- 思い込みを避ける
生前整理を行う際には、自分自身が大切だと思っているものや、遺しておきたいものがあるかもしれません。
しかし、思い込みを避け、客観的に自分自身の生活や状況を見つめることが大切です。それによって、本当に必要なものや大切なものを見極めることができます。
- 大切なものは家族や友人と話し合う
自分自身が大切だと思っているものや遺しておきたいものは、家族や友人と話し合うことが大切です。
それによって、自分自身だけでなく、周りの人たちも納得したうえで、大切なものを遺すことができます。
- 書類整理は適切に行う
生前整理には、書類整理も必要になってきます。
その際には、適切に整理を行い、必要な書類は遺しておき、不要なものは適切に処分することが大切です。
- 大切なものは適切に管理する
生前整理で遺しておく大切なものは、適切に管理することが大切です。
特に、貴重品や重要書類などは、保管場所や管理方法をしっかりと決め、管理することが大切です。
このように、生前整理を行う際には、思い込みを避け、家族や友人と話し合い、書類整理や管理方法にも注意する必要があります。
自分自身の状況や希望に応じて、注意点を踏まえながら生前整理を進めることが大切です。
では、生前整理で気をつけることについて紹介します。
生前整理で気をつけること1・体力、気力、判断力があるうちにはじめましょう
生前整理を行う際には、体力、気力、判断力があるうちに始めることが大切です。
以下は、その理由について解説します。
- 体力的な負担が軽くなる
生前整理は、家の中を片付けたり、物を整理したりと、体力的な負担が伴う作業も多くあります。
体力が衰えてしまった後は、作業に時間がかかるばかりか、完了までに時間がかかる場合もあります。
そうなると、生前整理をすること自体が困難になってしまいます。
体力があるうちに始めることで、負担が軽くなり、よりスムーズに進めることができます。
関連ページ:【50代の終活】断捨離や身辺整理のやり方/50代おひとり様の終活のポイントや注意点
- 心身ともに健康な状態で取り組める
生前整理は、物を整理したり、財産の整理を行うこともあります。
そのような作業には、集中力や気力が必要になります。
体力的にも精神的にも健康な状態で取り組むことができるうちに、始めることが大切です。
関連ページ:【40代の終活】40代からはじめる身辺整理・断捨離のメリット/40代終活の進め方
- 適切な判断ができる
生前整理には、大切なものや遺したいものを見極めることが必要になります。
体力的にも精神的にも健康な状態で取り組むことで、適切な判断ができます。
自分自身が納得いく結果を得るためにも、判断力が必要なため、体力、気力、判断力があるうちに始めることが大切です。
このように、体力、気力、判断力があるうちに生前整理を始めることは、作業にかかる負担を軽減し、スムーズに進めるためにも大切です。
また、心身ともに健康な状態で取り組むことで、より納得のいく結果を得ることができます。
関連ページ:【20代の終活】20代からでも早くない!若いうちから終活をはじめるメリットや注意点
生前整理で気をつけること2・形見分けするもの、価値のあるものを処分しないように注意しましょう
生前整理を行う際には、形見分けするものや、価値のあるものを処分しないように注意することが大切です。
以下は、その理由について解説します。
- 形見分けするものは大切な思い出が詰まっている
形見分けするものは、故人の人生や思い出が詰まっていることが多く、家族にとっても大切なものです。
そのため、軽率に処分してしまうと、後悔することになるかもしれません。
大切な形見分けするものは、処分する前に、家族や友人と話し合い、その思い出を共有することが大切です。
- 価値のあるものは適切な方法で処分する
生前整理を行う際には、価値のあるものも処分する必要がある場合があります。
しかし、価値のあるものは、適切な方法で処分することが大切です。
例えば、アンティーク家具や美術品などは、専門家に見てもらい、買取が可能なものは買取をしてもらいましょう。
買取をしてもらうことで、リサイクル・リユースされ、価値のあるものが誰かに大切に使ってもらえるかもしれません。
- 処分前に必要な情報を収集する
生前整理で処分するものには、価値があるかどうか分からないものが、実は価値がある場合があります。
そのため、処分する前に、必要な情報を収集することが大切です。
例えば、古い骨董品や絵画などは、市場価値がある場合があります。
処分する前に、インターネットで調べたり、専門家に相談することで、正しい判断をすることができます。
このように、形見分けするものや、価値のあるものを処分する際には、自己判断せず、家族や専門家と話し合い、適切な方法で処分することが大切です。
必要な情報を収集することで、より正確な判断ができます。
大切な思い出や、価値のあるものを失ってしまわないためにも、慎重な対応が必要です。
生前整理で気をつけること3・家族に協力してもらうのが望ましい
生前整理を行う際には、家族に協力してもらうことが望ましいです。
以下は、その理由について解説します。
- 一人での作業は負担が大きい
生前整理は、物の仕分けや不用品の処分などを行いますが、一人で行うと負担が大きくなります。
特に、体力や気力が低下している場合は、作業に時間がかかり、結果的に負担が増えることになります。
家族に協力してもらうことで、負担を分担することができ、スムーズに作業を進めることができます。
- 家族には思い出や価値のあるものがあるかもしれない
家族に協力してもらうことで、自分が気づかなかった思い出や、価値のあるものが発見される場合があります。
また、自分が所有しているものが、家族にとっても大切なものだった場合は、処分方法や整理の仕方について家族と相談することが必要です。
家族に協力してもらうことで、一人で行うよりも、より良い結果を得ることができます。
- 家族と一緒に作業することで、コミュニケーションも深まる
生前整理は、家族と一緒に行うことで、コミュニケーションが深まるというメリットもあります。
家族と一緒に作業を行うことで、思い出話や話題が広がり、良い時間を過ごすことができます。
また、自分自身がどのようなものを大切にしているかを家族に伝えることができるため、将来の家族の生活にも良い影響を与えることができます。
このように、家族に協力してもらうことで、負担を軽減し、思い出や価値のあるものを見つけることができます。
また、家族とのコミュニケーションも深まり、良い時間を過ごすことができます。
生前整理は、自分自身のことを考えるだけでなく、家族と一緒に取り組むことで、より良い結果を得ることができる作業です。
生前整理で気をつけること4・生前整理の専門知識を持つ業者に依頼しましょう
生前整理を行う際には、専門知識を持つ業者に依頼することが望ましいです。
以下は、その理由について解説します。
- 専門的な知識を持っているため、適切な処分方法が分かる
生前整理には、適切な処分方法が必要です。
たとえば、古美術品や骨董品、不用品などを処分する場合には、適切な方法で処分する必要があります。
専門知識を持った業者に依頼することで、適切な処分方法を提案してもらうことができます。
- 作業効率が高い
専門知識を持つ業者に依頼することで、作業効率が高くなることが期待できます。
業者は、物の整理や処分に必要な手順を把握しており、迅速かつ効率的に作業を進めることができます。
- 精神的な負担が軽減される
生前整理は、家族にとって大変な精神的な負担となる場合があります。
業者に依頼することで、家族が負担することが少なくなり、心の余裕を持って生前整理に取り組むことができます。
- 費用面でのメリットもある
生前整理をするということは、遺品整理の負担が軽減することにも繋がります。
不要なものは処分しておく、必要な書類を集めたり整理をしておくことで、のちのち家族の負担を軽減することができます。
遺品整理の負担は、精神的・体力的・金銭的な負担があります。
生前整理をしておくことで、遺品整理の費用を抑えることができます。
また、業者が提供するサービスによっては、不用品の買取や販売などの方法も提供していることがあります。
このように、専門知識を持つ業者に依頼することで、適切な処分方法を提案してもらったり、作業効率を高めたり、精神的な負担を軽減することができます。
また、費用面でのメリットもあるため、業者に依頼することは、生前整理を行う上で大きな助けとなるでしょう。
関連ページ:【終活はいつからはじめる?】何歳からはじめる?終活の進め方や手順について
生前整理のやることリスト/上手な進め方や手順・注意点などまとめ
生前整理のやることリストや上手な進め方のコツなどについて紹介してきました。
【生前整理のやることリスト】は以下です
- 物の整理をする
- 不用品の処分をする
- 整理する物の分類を決める
- 遺言書を作成する
- 身辺整理をする
- 個人情報の管理をする(デジタルデータの整理)
- 遺言書やエンディングノートを作成する
【生前整理の進め方のコツ】は以下です。
- ゆとりを持った計画を立てる
- 整理する物の分類を決める
- 家族や親しい人と一緒に取り組む
- 専門家に相談する
【生前整理で気をつけること】は以下です。
- 体力、気力、判断力があるうちに始める
- 形見分けするもの、価値のあるものを処分しないように注意する
- 家族に協力してもらうのが望ましい
- 生前整理の専門知識を持つ業者に依頼する
以上のように、生前整理にはやるべきことがあり、進め方にはコツがあります。
また、注意点には、家族に協力を求めることや、専門知識を持った業者に依頼することが挙げられます。
生前整理を始める際には、これらのポイントを抑えて進めることが大切です。
私たち遺品整理・生前整理の半額屋は、お客様の気持ちに寄り添って丁寧にサポートをさせていただきます。
「生前整理って何からはじめればいいの?」「やるべきことって何?」という方はぜひ、私たち半額屋にご相談ください。
ご相談やお見積りは無料ですので、お気軽にご相談ください。
また、365日24時間いつでもご相談を賜りますので、ぜひご用命ください。
関連ページ:【遺品整理業者の半額屋】遺品買取・不用品買取・生前整理/即日対応・全国対応