終活はいつからはじめる?退職を機にはじめる人が多い
「終活はいつからはじめるの?老後が不安・・・。」
「家族に迷惑をかけたくないから元気なうちから準備をしておきたい。」
平均寿命が長くなったことで、定年から最期の時までが長くなり、老後について考える機会が増えていますね。
ずっと健康でいられれば良いのですが、年齢を重ねれば体力が低下したり、判断力が鈍ったりなどの変化が出てきます。
残された家族が困らないように、元気なうちに終活をしたいけど、いつから始めれば良いのか?何から始めれば良いのか?など分からないことも多いですよね。
このぺージでは、「終活とは?」「終活をはじめるタイミングについて」「年代別の終活のポイント」「終活の手順やコツ」などについて詳しく紹介しています。 ぜひ参考にしていただけると幸いです。
終活をはじめるタイミング1・退職を機会に
終活をはじめるタイミングとしては「退職を機会に」という方が多いですね。
退職をしたことで時間的に余裕ができ、老後についてじっくりと考える時間を持つことができるタイミングですね。
最近では定年退職の年齢が引き上げられたり、退職後に再就職をする方も増えていますね。
70代・80代になっても現役でバリバリ働いている元気な高齢者も多いものです。
定年退職のタイミングは、60歳~65歳くらいの方が多いでしょうか。
まだまだ、体力や気力もあり、判断力も十分にある年齢ですよね。 終活では、老後について考えるべきことがたくさんありますから、気力・体力・判断力があるうちにはじめたいですね。
終活に年齢制限はありません。 やろうと思い立ったらはじめてみまると安心して老後を過ごすことができますよ。
終活をはじめるタイミング2・子供の独立を機会に
子供が独立すると急に、嬉しい気持ち・寂しい気持ち・喪失感などさまざまな感情が襲ってきます。
特に女性は、喪失感を持つ方が多いのではないでしょうか。 子供の独立は嬉しいものですが、大切な存在が遠くに行ってしまうような感覚になり寂しさもありますよね。
子供が独立したことで夫婦2人の生活に戻り、自分たちの老後について話し合う機会が増える夫婦も多いのではないでしょうか。
終活をはじめるタイミングは、人生の転機となるタイミングであることが多いですね。
夫婦にとって、子供の独立は大きな人生の転機となるタイミングです。 夫婦でじっくりとお互いの老後について話し合うきっかけとなると良いですね。
終活をはじめるタイミング3・自身や家族の病気を機会に
自分自身や家族が大病をしたり、介護が必要になったりしたときに、老後について不安が強くなることがありますよね。
大病をすると、「もし自分がいなくなったら、残された家族はどうなるのか?」と不安になると思います。
まだ子供が小さい場合は、子供の成長や金銭的な不安も大きいでしょう。
病気や介護により仕事が出来なくなってしまうと、ますます不安は大きくなりますよね。
しかし、老後についてじっくりと考えることができる機会にもなります。
何か大きな転機があった際に、ぜひご家族で老後について話しあう機会を作れればと思います。
終活をはじめるタイミング4・友人や親族などの葬儀を機会に
仲の良かった友人や親族が突然亡くなったとき。
悲しみと同時に、自分の将来や老後の不安が急激に襲ってくることがありますよね。
若い世代は死については身近に感じていないことが多いですし、30~40代は仕事で忙しく自分自身を省みる時間を持つのも難しいですよね。
友人や親族の葬儀をきっかけに、自身の老後について不安を持ったら、そのタイミングでぜひ終活について情報を集めましょう。
若いうちから終活をすることでたくさんのメリットがあります。 知識がないことは不安につながります。
さまざまな知識をつけ、事前にしっかりと準備をすることで、老後の不安は軽減していきますよ。
関連ページ:【老前整理はいつからはじめる?】老前整理をするメリットは?やり方や注意点/不用品の処分方法
終活は何歳からはじめてもOK!若い人が終活をするメリットについて
終活は何歳からはじめてもOK!体力や気力があるうちにはじめたいですね
終活は、何歳からはじめなければならないと言ったルールはありません。
20代や30代の若いうちから終活をはじめても良いのです。
むしろ、若いときから終活をはじめることでさまざまなメリットがあります。
では、若い人が終活をするメリットについて紹介していきます。
若い人が終活をするメリット1・親の終活のサポートができる
20代や30代の若い人が終活をするメリットとして「親の終活のサポートができる」という点があります。
20代や30代で終活を考える方は、とても思慮深い人だと思います。
自身が終活の情報収集をしたり、実践をすることで両親の終活についてもサポートができるようになります。
親世代は、まだまだネットで情報収集をするのが当たり前ではない場合もありますよね。
親世代の方が、気軽にネットで情報収集をしない分、何も準備をしていないケースが多いのです。
しかし、子供から「終活してよ」とは言い出しにくいですよね。
自身も終活をはじめていれば、両親にも「自分も終活をしているから一緒にはじめよう」と言いやすくなりますよね。
自身が情報収集をして、両親にアドバイスをすることもできます。
終活という言葉を出すと不安になったり、機嫌が悪くなる親もいるかもしれませんが、子供がすでに終活を始めていると分かれば、話を聞いてくれるでしょう。
若い人が終活をするメリット2・人生の目標が明確になりライフプランが立てやすい
20代・30代の若い世代は、就職・結婚・出産など、人生の転機となるであろうイベントがたくさんありますね。
どのような人生を送りたいのか、終活を通してライフプランを明確にしておきたいですね。
これから、どのような人生を送りたいのか、何歳くらいにどのようなイベントを行いたいのか。
その目標を達成するためには、どうすれば良いのか? お金はどのくらい必要なのか?などについてじっくりと考えることができます。
このように、若いうちにしっかりとライフプランを立てておくことで、後からじっくりと人生を振り返ることができます。
まだまだ若い世代では、老後の事を想像するのは難しいでしょう。
しかし、どんな人生を送りたいのか?自分の目標は何なのか?など、今一度じっくりと考える事はできますよね。
若いうちなら、いくらでもライフプランの立て直しもできます。 しっかりと目標を持って人生を送りたいですね。
若い人が終活をするメリット3・マネープランを立てることで経済的な不安がなくなる
若い世代の方は、不景気の日本の姿しか知りませんから、お金に対してシビアな方が多いですよね。
なかなか給料が上がらない、民間企業の給料が低い、ボーナスがない、税金が高い、円安など、経済的に不安になることが多いですよね。
そんな若い世代ですから、漠然と老後に対して経済的な不安を持っている方が多いです。
知識がないと不安が強くなり、経験や知識を蓄えることで不安は軽減します。
きちんとライフプランを練ったら、どのくらいのお金が必要なのかを把握することができます。
貯蓄や資産運用などは、若いうちからコツコツと始めた方が有効になることが多いです。
人生で必要になるお金について知識を持ち、経済的な不安を軽減したいですね。
若い人が終活をするメリット4・若いうちの方が体力・気力が十分にある
若いうちは体力や気力が十分にあるため、大抵のことは乗り越えられます。 最近は、一人っ子の若い世代も多いですから、親の看病や介護を1人で背負っているケースも多いです。 しかし、若い世代で親の介護や看病で、自分のやりたい事などが出来なかった場合は、気づいたら年をとってしまっていたなんてこともありますよね。 若いうちは気力も体力もありますから、無理をすることもできますが、40代や50代になると無理をすることができなくなってしまいます。 体力や気力が十分にある若い世代から、じっくりと終活を始めたいですね。
若い人が終活をするメリット5・余裕をもって終活に取り組むことができる
若い年代は、今後の自身の人生を考える目的で終活をすると良いと覆います。
老後どうするのか?だけではなく、目標を新たに掲げたり、ライフプランやマネープランを立てるなど、よりよい人生を送るために終活をすることができます。
しかし、年齢を重ねると、死が身近なものになり、気力や体力があるうちに早めに終活を始める必要性があります。
高齢になってから終活を始めると、時間が足りないのです。
若い世代なら、体力や気力が十分にありますから、余裕をもってじっくりと終活に取り組むことができますよ。
終活はいつからでもはじめられる!終活の手順や進め方について
終活の手順1・エンディングノートを用意しましょう
エンディングノートとは?
エンディングノートとは、もし万一のことがあった時に、残された家族が困らないように伝えておきたい事柄をまとめておくノートのことです。
遺言書とは異なり、法的な効力はありません。
ノートの種類や書き方に規定はなく、お気に入りのノートなどでもはじめることができます。
最近では、終活を手軽に始める方が増えていることから、さまざまなエンディングノートが市販されています。
市販のエンディングノートには、書くべき項目が用意してあるので、漏らさずに書くことができます。
終活の一環として、まずはエンディングノートをはじめたみたいという方は、市販のエンディングノートを使うと手軽でおすすめです。
エンディングノートに書くべきこと1・葬儀やお墓について
エンディングノートは、終活ノートとも言われ、もし自分が亡くなったあとに残された家族が困らないように書くものです。
自身の葬儀やお墓についての希望を書き込むと良いでしょう。
家族が亡くなると、誰しも動揺し強く悲しみます。
でも、悲しみに浸る暇もなく、葬儀やお墓のことなど決めることがたくさんあるのです。
葬儀には誰を呼べば良いのか?どのような葬儀を希望しているのか?お墓はどうするのか?など、生前にエンディングノートに希望を書いておけば、残された家族も困りません。
葬儀に読んでほしい人のリストを用意しておけば、慌てることもありませんよね。
もし、生前に葬儀社を決定していたり、お墓を用意している場合は、必ずエンディングノートに記載をしておきましょう。
エンディングノートに書くべきこと2・財産について
エンディングノートには、相続の対象となる財産について書きましょう。
財産管理には「預金」「貯金」「証券」「不動産」「金融商品」「貴金属」「宝飾品」などが含まれます。
これらは相続の対象となるため、財産のリストを作成しておくと、残された家族が困りません。
どのような財産を持っているのか?銀行名・支店名・キャッシュカードや通帳の保管場所・キャッシュカードのパスワードなどを記入しましょう。
また、これらの財産の相続をどのようにしたいのかについても記載しておくと良いでしょう。
自身の死後に親族間で相続トラブルがあった・・・というのはよくある話ですね。 生前に財産の管理をすることで、親族間の相続トラブルを予防することができます。
エンディングノートに書くべきこと3・介護や看護について
認知症などで意識の疎通が取れなくなってしまった際、あなたは「誰に介護してほしい」「どこで介護してほしい」「どんな介護をしてほしい」ですか?
判断力があるうちに、もし自身に介護が必要になった場合にどのように対応してほしいのかについて記載しておきましょう。
もし、老人ホームやグループホームに入ることが希望だとしたら記入をしておきましょう。
家族は、老人ホームやグループホームに入所させることに罪悪感を持つこともあります。
しかし、エンディングノートに介護についての希望が記入されていれば、罪悪感は軽減するでしょう。
もし、延命が必要な状況になったらどうする?寝たきりになってしまったらどうする?胃ろうが必要になったらどうする?献体や臓器の提供の意思はある?などについても記入をしておきましょう。
若い世代の場合は、自身の介護や終末期について想像するのは難しいかもしれません。
しかし、エンディングノートはいつでも書き直すことができるので、今の自分の直な気持ちを書けば大丈夫です。
エンディングノートに書くべきこと4・自分史について
エンディングノートに自分史を書くのは、自身の死後に、遺族に自身との思い出を振り返り、大切な思い出を共有するためです。 長い人生の中では、さまざまな出来事がありますね。
それらを思い起こしながら自分史を作るのは大変な作業です。
そのため、エンディングノートには自分史を作るテンプレが用意されているものもあります。
自分史では、まず自身の履歴(学業、職業、結婚、趣味など)を書きます。
次に、年代別に思い起こされる出来事やイベントについて書きます。
人生を振り返っていると、ずっと忘れていた出来事を思い出したり、記憶が蘇ってくることがあります。
人生を振り返る良いきっかけとなります。 次に家族について。
自身の祖父母、両親、兄弟など、自身の家族について書きましょう。
結婚している場合は、配偶者や子供について書きましょう。
知顎に、時系列などを気にせずにさまざまなテーマの思い出を書きだします。
長い人生では「悲しかった出来事」「嬉しかった出来事」「辛かった出来事」「幸せだった出来事」などがありますよね。
これらの出来事を、人生を振り返りながらテーマごとに書きましょう。
家族も知らなかったあなたを残すことができますし、自身の人生を振り返るきっかけにもなりますね。
終活の手順2・生前整理をはじめましょう
生前整理とは?
生前整理は、もし自分が亡くなっても家族が困らないように、身辺整理をすることを言います。
生前整理では、必要なものと不要なものに分類し、不要なものを断捨離することから始める方が多いです。
不要なものを処分することで部屋が整然とする、部屋の掃除が楽になる、物がなくなりにくくなる、人を呼べる家になるなどたくさんのメリットがあります。
また、体力や気力があるうちに生前整理をすることで、自身の意思で整理整頓をすることができる事や、遺品整理の手間や費用を抑えることができるなどのメリットがあります。
年齢を重ねてくると、荷物や人間関係の断捨離をする方が増えます。
不要なものに囲まれて暮らすよりも、必要なものに囲まれて過ごした方が心地が良いですよね。
疲れる人間関係に悩むよりも、自分にとって大切な人と時間を過ごしたいですよね。
このように、生前にさまざまな整理をすることで、より1日1日を大切に生きることができます。
生前整理は遺品整理業者に依頼すると安心
生前整理は、さまざまな書籍が販売されていますね。 自分で行うこともできます。
しかし、何から手をつければ良いのか分からないとか、不要なものと必要なものを分別するのが難しいなどの場合は、生前整理を行う業者に依頼すると安心です。
生前整理は、遺品整理業者が担っていることが多く、よりよい人生を送るために的確なアドバイスをすることができます。
また、生前整理に必要な項目や、相続の際にトラブルにならない準備など、プロの目線でアドバイスを受けることができます。
終活の手順3・保険の見直し
保険の補償内容についてきちんと把握している方は、意外と少ないのではないでしょうか?
年齢や環境によって、必要な保険の補償内容は変化していきますよね。
しかし、保険に入った当初と保証内容を変えていない、途中で見直しをしていないと言う方もいると思います。
保険で補償される内容には、病気やケガなどで治療が必要になった際の補償、介護が必要になった際の補償などがあります。
これらの保証内容を見直すことで、老後の資金を蓄えることもできると思います。
すでに保険に加入している方は、保険の補償内容と、年齢や環境などが見合っているか確認をしたいですね。
保険の外交員に相談をするのも良いのですが、やはり自社の保険をすすめてきますので、ファイナンシャルプランナーや、保険の窓口など第三者のアドバイスを貰えると良いですね。
まだ保険に入っていないと言う方は、年齢によって金額や保証内容が異なることがありますので、やはり保険の窓口などプロの意見を聞くことをおすすめします。
終活の手順4・財産の見直し
終活の目的の一つに財産の整理があります。
財産は、相続の対象となるので、将来的に親族間の相続トラブルを予防する意味でも重要です。
財産にはさまざまなものが含まれます。
預貯金はもちろん、不動産・株・証券・仮想通貨・住宅・貴金属・宝飾品・車などが財産に含まれます。 自分には現在、どのような財産がどの程度あるのか?現金以外の財産はどの程度の価値があるのか?誰にどのくらい相続したいのか?などについて検討する必要があります。
財産の事を誰に相談したら良いのか分からない・・・という方も多いでしょう。
もし相談が必要な場合は、自治体の窓口などで相談ができますが、遺言書の作成もするならば弁護士・行政書士・司法書士などに依頼すると良いでしょう。
生前整理を業者に依頼する場合は、財産目録の作成や遺言書の作成などをサポートしてもらえます。
生前整理業者なら、日用品の処分やデジタルデータの整理などのサポートも受けられるので、きちんと身辺整理をしたいと言う方におすすめです。
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年代別の終活の注意点やポイント
20代・30代の終活の注意点とポイント
20代・30代では、まだ死というものが遠くに感じる方が多いかもしれません。
しかし、終活は死を意識したときに行うだけではなく、人生設計の見直しや、より良く人生を送るためにも行います。
最近では、20代の若い世代でもエンディングノートを活用する方が増えており、自分の人生に責任を持っている方が増えていると思います。
20代、30代の若いうちから終活をはじめるメリットはたくさんあります。
終活は、気力・体力があるうちにはじめるのがポイントです。
判断力があるうちにはじめることで、これからのライフプランを見直し、より良い人生を送る手助けになるでしょう。
デジタルデータの管理をしましょう
20代、30代の若い年代はスマホやPCはなくてはならないものでしょう。
SNSやアプリ、ゲームなどたくさんのデジタルデータを持っている方が多いと思います。
ずいぶん前にダウンロードしたアプリなどは、ダウンロードしたこと自体を忘れていることってありますよね。
無料のものなら構いませんが、有料サービスのものならきちんと整理をしたいですね。
デジタルデータは、使用しているSNS・アプリなどの名称、ログインパスワード、ログインIDなどの一覧をリスト化し、もしものときの家族が困らないようにしたいですね。
SNSなどのアップした画像やデータなどは永久的に残りますから、ずっとそのままにしておくとデータを消す事はできません。
もしもの時に、スマホやPCの中に貴重で必要なデータが入っていると、家族は見ることができません。
デジタルデータのリストと一緒に、スマホやPCのパスコードも記載しておきましょう。
両親の終活のサポートをしましょう
20代、30代の若い世代なら、両親はまだ現役世代というケースも多いでしょう。
バリバリと働いている世代も多く、まだ終活をイメージできないという方も多いのではないでしょうか?
しかし、終活は死を意識したタイミングで始めるのではなく、気力・体力・判断力があるうちに少しずつ進めたいものです。
もし、若いうちから終活をはじえる場合は、その知識をぜひご両親の終活にも生かせると良いですね。
終活ではやるべきことがたくさんあります。 相続に関係する財産の整理などは項目も多く大変ですよね。
知識がある人が家族の中にいると、ご両親世代も安心でしょう。
マネープランを見直しましょう
20代、30代は結婚・妊娠・就職・転職など、人生の転機となるイベントが多いですよね。
いつ頃に、どのようなことをしたいのかなど、ライフプランを立てておくと、これからどの程度のお金が必要になるのか把握することができます。
どのイベントにどの程度のお金がかかるのかを把握することで、貯金額の目標を定めたり、保険や投資の見直しをするなどができます。
若い世代の終活の場合は、相続や形見分けを意識するというよりも、これからより良く人生を送るために、お金について振り返るという意味合いが大きいでしょう。
40代・50代の終活の注意点とポイント
40代50代は、ある程度は子供たちが大きくなり、少しずつ自分の人生について考える時間が増えてくる方が多いのではないでしょうか。
子供が小さいうちは、子供のことばかり考える時間が多くなりますが、子育てが少し落ち着くと自分のことを考える余裕も出てくるでしょう。
しかし、子育てが落ち着いても、今後は子供の教育費などが大きくなっていきますね。
40代以降は、持病を抱える人や、生活習慣病など、自身の健康についても振り返る必要がある年代です。
そろそろ、生前整理をはじめておくと、老後の不安は軽減するのではないでしょうか。
断捨離や生前整理をはじめましょう
子供が大きくなってくると、不要になるものが増えてくると思います。
ベビーカー、子供用自転車、ベビーラック、大型のおもちゃ、ベビーベッドなどです。
思い出にとっておきたいという方も多いかもしれません。
自身の身の回りにも、普段はほとんど使わないようなものが溜まっていることは多いですよね。
人生の段階に合わせて、必要になるもの不要になるものは変化していきます。
無理のない範囲で不要なものを手放すことで、身の回りが整理され、心にも余裕をもつことができます。
整然とした部屋なら、探し物も減るでしょう。
お掃除も楽になりますし、気持ちよく生活がおくれるようになりますよね。
いつ誰を招いても安心というのも嬉しいですよね。 今までの人生を振り返りながら、少しずつ身の回りを整理してみませんか。
必要な人間関係の見直しをしましょう
40代、50代になると責任ある仕事を任されることも多いと思います。
部下や上司の板挟みになり、会社では人間関係に苦労しているという方も多いと思います。
人間関係をシンプルにすることで、人間関係によるストレスを軽減することができます。
仕事上の人間関係を清算するのは難しいと思いますが、プライベートの人間関係を見直すことはできると思います。
これからもずっと一緒にいたいと思う人、困っていたら助けてあげたいと思える人など、自分の人生に本当に必要だと思える人を整理してみましょう。
一緒にいて疲れてしまう人、義理でなんとなく付き合っている人など、人間関係の整理を少しずつはじめたいですね。
葬儀の生前契約を検討しましょう
最近ではどの葬儀場も、生前契約を行っていると思います。
生前契約をすることで、もし急に亡くなってしまった場合に家族が困ることもありません。
家族を亡くしたときに最初に直面するのが葬儀社探しです。
特に葬儀社と付き合いがないという場合は、どこの葬儀社にするのか選ぶのが大変です。
しかし、生前契約がしてあれば電話1本で話がスムーズにすすみます。
ご両親や身近な方が亡くなったときなど、葬儀社を知るタイミングがある場合など、葬儀社の生前契約について相談してみると安心です。
認知症や生活習慣病の予防につとめましょう
40代、50代になると若いころに比べて持病を持っている方や、生活習慣病を持っている方が増えてきます。
生活習慣病は日ごろの食生活や運動などにより、予防することができます。
40代以降になると急激に代謝がおち、今までと同じ食生活をしていると急に体重が増えてしまう・・・というかとが多いですね。
急にお腹周りにお肉がつく中年男性は多いですよね。
生活習慣病は、糖尿病や高血圧などの予備軍となり、これらは認知症のリスクともなります。
生活習慣病を抑えることで認知症を予防することもできます。
飽食の時代でありながら、ほとんど運動をしない人が増えていることで、今後は認知症になりやすい人が増えていくのではないでしょうか。
健康に気を付ける、予防できる疾患にはかからないように気を付けるなどで、家族の介護や看病などの負担を避けることができます。
60代・70代の終活の注意点とポイント
60代、70代になると定年退職を迎え、今までよりも時間的に余裕ができる人が多いと思います。
子供も独立し、夫婦2人での生活を送っている方も増えてくるでしょう。
60代、70代になると、気をつけてはいても体力や気力が低下したり、判断力も若いころに比べると鈍ってしまうことも多いでしょう。
終活には体力・気力・判断力が必要ですから、元気なうちに少しずつ自分の人生を振り返りながら、身辺整理をはじめたいですね。
家族と一緒に終活をすすめましょう
生前整理(終活)は、やるべき項目がたくさんあります。
特に、相続に関することは後の親族間トラブルの元となることもあるので慎重に行いたいですね。
終活をする時は、家族と一緒にすすめることで、家族も終活に進み具合を把握することができますし、必要なサポートを頼むことができます。
もし、大型家具や家電などを処分する場合なども、家族がいた方が助かりますよね。 家族が手伝える時間や曜日などを聞き、それに合わせて終活に計画を立てましょう。
家族のサポートは難しいと言う方は、生前整理を業者に依頼すると安心です。
生前整理業者は、不用品の処分はもちろんですが、相続に関する貴重品のリスト作成や、身辺整理の進め方のアドバイスもしてくれますよ。
看護や介護が必要になった際の希望について家族と話し合う
60代、70代になると脳梗塞や認知症などの罹患率が増えてきますよね。
癌など長期の治療が必要になる疾患も増えてくると思います。
もし、看護や介護が必要になった時、あなたはどのようにしたいのか事前に決めておくと、家族は安心です。 なるべく自宅で過ごしたい、老人ホームに入りたい、延命治療はしたくない、臓器提供を希望するなどです。
もし、自宅で療養をする場合は、家族の支えが必要になりますから、家族と話し合いをしておいた方が良いですね。
老人ホームやグループホームなど、判断力があるうちに事前見学に行っておくことも、安心感につながるでしょう。
家族の希望で看護や介護を行うと、後に家族の後悔の原因となったり、苦しい思いをすることに繋がります。
自分の意識で決定できるうちにさまざまなことを決めておくと、老後の不安を軽減することに繋がりますよ。
判断力があるうちに財産整理などの見直しをする
財産整理は、相続に関することですからとても重要です。
自分が所有している財産を把握し、もしもの時に誰にどのくらい相続をさせたいのか。
財産のリストを用意し、どのように相続を希望するのか。
まずは、所有する財産を全て把握する必要がありますね。
預貯金はもちろんですが、不動産や有価証券、株などもどのくらいの資産となるのかを把握しておく必要もあります。
自宅にある貴重品など、高価なものは相続税の対象になりますから、どのような貴重品を所有しているのかも把握し、貴重品のリストを作成しておくと良いですね。
相続の相談は誰にすれば良いのか分からない・・・という方は、ぜひ生前整理業者に相談することをおすすめします。
生前整理業者は、貴重品のリスト作成や、財産目録の作成などをサポートしてくれます。 また、弁護士や司法書士などと提携しているため、必要時には紹介もしてもらえます。
弁護士や司法書士の知り合いはいないと言う方が多いですから、まずは生前整理に関する全てのことに精通している生前整理業者に相談をし、必要時に紹介をしてもらうと良いでしょう。
終活はいつからはじめる?終活の進め方や手順のまとめ
終活をするタイミングに遅い、早いはありません。 終活をはじめようと思ったタイミングではじめましょう。
最近では、20代・30代の若い世代で終活をはじめる方が増えてきています。
若い世代の終活はメリットが大きく、これからより良い人生を送る手段ともなります。
終活をはじめるタイミングは、定年や子供の独立を機にという方が最も多いです。
60代ではじめる方が多いです。 終活で必要なことは、不用品の処分、財産の整理、保険の整理、葬儀やお葬式・お墓の準備、介護や看護に関する話し合いなどです。
終活にはたくさんの項目がありますから、体力・気力・判断力があるうちに少しずつはじめると安心です。
とくに財産の整理は、後の親族間トラブルの原因となることもありますから、事前にしっかりと行いたいですね。
どのように終活をはじめれば良いのか分からないと言う方は、生前整理業者に相談すると安心です。
生前整理で必要になることをアドバイスしてもらえます。 財産や貴重品のリスト作成もサポートしてくれます。
また、必要があれば弁護士や行政書士の紹介などもお願いできます。
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