生前整理とは？生前整理の意味や目的について
「終活って何からはじめればいいの？」
「家族に迷惑をかけないために終活をはじめたいけど、進め方やタイミングが分からない・・・。」
終活や生前整理という言葉は、雑誌やテレビで見かける機会が多くなり、意識していると言う方も多いのではないでしょうか？
生前整理は、残された家族が相続などで困ってしまうことがないように準備をしておくことですね。
しかし、一体何から始めればいいのか？生前整理でやっておくべきことは何か？手順やタイミングはどうなのか？など、分からないことが多いですよね。
このページでは、生前整理とは？生前整理をするメリットは？生前整理でやるべきことは？などについて、分かりやすくまとめています。 ぜひ、参考にして頂けると幸いです。
生前整理の目的は相続トラブルを事前に回避すること
「自分が生きている間に、亡くなった後の事を考え行動する生前整理は意味があるのか？」「生前整理をする目的は一体どういったものなのか？」等生前整理について疑問に感じると思います。
実はこの生前整理をする意味や目的は「相続トラブルを事前に回避する」という事が最も大きな目的と言えます。
理由としては相続トラブルというものは遺書やエンディングノート、また法的に認められた遺言書を作成していなかったりすると、誰が相続をするのか明確に出来ず相続者が何人も現れてしまいトラブルになるという事になるからです。
その為遺書、遺言書の作成やエンディングノート作成を生前整理を通じて自分が生きている間にしっかり行う事によって相続トラブルを事前に回避する事ができます。
生前整理と不用品回収の違いは？
先程生前整理をする目的、それは「相続トラブルを事前に回避する為」という事を説明しました。
この目的から考察すると、生前整理と不用品回収においての違いがはっきりと見えてきます。
まず不用品回収というのは、自身のいらなくなった物を業者に委託して回収してもらう事です。
その際に買い取り等もありますが基本的には相続するものではない為、相続する物を不用品回収するっていう事はありません。 その為相続トラブルに繋がる可能性は低いです。
一方で、生前整理はこれから相続する物を整理するという目的なので、相続をする物としない物、つまり相続から考えると違いがはっきりと見えてきます。
なので生前整理と不用品の回収の違いをはっきりと区別する事ができます。
生前整理のメリットについて
生前整理のメリット１・相続トラブルを事前に回避することができる
生前整理のメリット1つ目は「相続トラブルを事前に避ける事ができる」という事です。
先程でも紹介をしましたが、生前整理の大きな目的としてこのメリットは存在します。
実際に生前整理をする行動の一つでもある遺言書の作成をしていないと、亡くなった方の残された遺族の方達が遺産を巡ってトラブルに発展するというケースもあります。
もし生前整理として取り組む遺言書を作成していれば、このようなトラブルは避ける事が出来ていたかもしれません。
また相続トラブルの内容としては遺産の分割、土地の不動産遺品の整理や葬儀内容について、また資金の負担等があります。
生前整理は様々な相続トラブルを事前に回避する為に行動する事を意識してみて下さい。
生前整理のメリット２・家族の負担を軽減することができる
生前整理のメリット2つ目は「家族の負担を減らす事ができる」という事です。
生前整理をしていない状態でもしあなたが亡くなったしまった場合、残された家族の方はあなたの葬儀や遺品整理等で精神的、体力的に負担がかかります。
また残された家族の方の精神的ショックが大きく、それが原因で病気になってしまったら元も子もありません。
家族の負担を減らす為にあなたができる事は葬儀方法を家族の方に伝える事や私物の整理を出来るだけ自分が生きている間に行う事で、自分が亡くなった後の残された家族の負担を減らす事になります。
あなたが亡くなって家族の方にできるだけ迷惑をかけないようにする為にも、この大きなメリットを家族の方に受け取ってもらう必要があります。
生前整理のメリット３・遺品整理の負担（経済的・体力的・精神的）を軽減することができる
生前整理のメリットを3つ目は「遺品整理の負担を軽減する事ができる」という事です。
遺品整理は経済的、体力的、精神的この3つが重要となってきます。
生前整理と比べて遺品整理は所有していた人が亡くなっている為、処分する物と相続する物の判別する事が難しく、また遺品整理をする量によっては生前整理をする時よりも経済的に負担が大きくなってしまいます。
そして体力的な負担から説明すると、こちらも遺品整理をする時の方が生前整理する時と比べると負担が多くなる傾向があります。
また精神的な負担からも考えると、残された家族の方のダメージの事を考えると精神的にキツイ中で遺品整理をする時のほうが負担は大きいと言えます。
よって遺品整理よりも生前整理の方が負担は少ないという事になります。
生前整理のメリット４・老後の不安が軽減する
生前整理をするメリット4つ目は「老後の不安を軽減する事ができる」という事です。
生前整理をする上で取り組む内容として、自身の現状の収入や支出を計算します。
また「これからどれぐらいのお金が必要になってくるのか？」「自分が亡くなった時にかかる葬儀代や残ってしまった遺品の相続内容はどれくらいなのか？」「これから自分が生活する上で必要になってくる費用はどれくらいなのか？」という事も考え、計算する事になります。
その為これらの行動を通じて老後の不安を軽減するという事に繋がります。
また、老後の不安は経済的なものだけではなく、精神的に自分の考えをまとめる事が可能です。
それを行う事によって自分の今後つまり老後の不安を軽減する事に繋がります。
生前整理のメリット５・今までの人生を振り返ることで、今後の人生の目標が明確になる
生前整理のメリットを5つ目は「今までの人生を振り返る事で、今後の人生の目標が明確になる」という事です。
先ほど「自分のこれからの事を考える」内容をお伝えしましたが、実はこの生前整理は自分の未来のことだけを考えるのではありません。
今まで自分が取り組んできた事、つまり自分の過去についても、深く考え振り返る事ができます。
その際にあの時やっておけばよかったという内容よりも、これからどういう風にしていけばいいのかという先のことを考えつつ、過去のことを振り返る事ができます。
なので過去、現在、未来とこの3つの内容を通じて、「自分はこれからどういう風に生きていきたいのか？」「どのように目標を達成したいのか？」等を効率良く考える事ができます。
生前整理のデメリットについて
「生前整理をするデメリットって何？」
「相続の準備をしたいけど、どのようにすればいいの？」
生前整理をするメリットはたくさんありますが、デメリットになり得ることもあります。
生前整理でやるべきことは多岐に渡ります。
例えば、不用品の処分などは、高齢者の場合は体力的な負担が大きいですよね。
処分するものが多ければ、労力や時間も必要ですし、処分を依頼するとなると処分費用もかかります。
また、相続に関する準備をするにも、専門的な知識が必要になり、何から手をつければ良いのか分からないと思います。
生前整理の一番の目的は「残された家族が主に相続で困ることがないようにすること」です。
時間や気力、体力がたっぷりあるなら、ゆっくりと時間をかけて生前整理をする方法もあります。
生前整理に関する本などもたくさんありますね。
しかし、プロのアドバイスが欲しい、時間的にも体力的にも誰かのサポートが欲しいと言う場合は、遺品整理業者に依頼することをおすすめします。
遺品整理業者は、生前整理に関する専門知識を持っており、的確なアドバイスをしてくれますよ。
相続に関することはもちろん、不用品の仕分けや回収・処分なども依頼することができます。
生前整理のデメリット１・高齢者だと体力的な負担が大きい
生前整理のデメリット1つ目は「高齢者だと体力的な負担が大きい」という事です。
生前整理を行う際自宅に置かれている大きい物もしくは重たい物を違う場所に移動する事になります。
主に家具が該当しますが、それらを一人で整理する事は難しく、また精神的にも体力的にもかなり辛くなってきます。
また物を動かす以外にも役所に書類の整理や提出する書類多くなればなるほど、自分の足を使って役所に行かなければいけません。
その点で時間もかかってしまいますし、体力的にもきついと感じてしまいます。 その為、普段忙しい人や体力的に余裕がない人は生前整理を途中でやめてしまいます。
高齢者の方だと、現状なかなか1人で生前整理を行うというのが難しいです。
生前整理のデメリット２・労力や時間が必要（サポートがないと難しい）
生前整理のデメリットを2つ目は「労力や時間が必要」という事です。
先程もデメリットの1つ目として高齢者だと体力的な負担が大きいという事を説明しましたが、何も高齢者の方だけが負担がかかるという訳ではありません。
もちろん若い方でも体力的にキツくなってくる場面はあります。
その為労力や時間がかなりかかってしまい、さらには若ければ若いほど生前整理を行うメリットを小さく感じてしまい、途中で辞めてしまう人もいます。
また生前整理をする際自身のこれからの事を考える時に深く悩んでしまい、時間がかかってしまった結果、思ったよりはかどらずやめてしまうというケースも考えられます。
生前整理は自身が悩めば悩むほど、取り組みにくくなる傾向があるといえます。
なので悩む前にまずは知人や家族にサポートをお願いすると、楽になります。
生前整理のデメリット３・不用品が多いと処分費用がかかる
生前整理のデメリット3つ目は「不用品が多いと出費がかかる」という事です。
不良品が多いもしくは大きく重たい不用品が多いと中々一人で処分をするには体力的にキツイです。
またひとりでコツコツ不用品を処理または整理していたとしても、かなり時間がかかってしまいます。
その為忙しい現代人の身からすると、時間をかけるのはもったいないと感じます。
ということで業者にお願いする事になると思いますが、その際費用がかかる事に意識をしてしまい、中々不用品の整理や処理を進める事ができないという方もいます。
なので費用をかけずに短い時間で行う為には家族や親族もしくは知人の方のサポートが必要になります。
こうする事でこのデメリットを軽減する事が出来ます。
生前整理のデメリット４・相続に関する専門的な知識が必要で作業が進まない
生前整理のデメリット4つ目は「相続に関する専門的な知識がなくて進まない」という事です。
生前整理をする際「誰に相続をするのか？」また「相続する物を何にするのか？」等、相続について深く考える場面が出てきます。
その際「より税を軽減する為に理想的な相続方法はどのようにすればいいのだろうか？」もしくは「税がかからないようにするためにはどうしたらいいのか？」等、相続と税についてあまり知識が無い方はいろいろ悩んでしまいます。
そして分からずじまいでそのまま生前整理をうまく行うことができないというデメリットがあります。
もしあなたの周りに生前整理に詳しい弁護士の方がいない場合は、このようなケースになることが想定される為、生前整理業者に相談すると詳しい弁護士を紹介してくれますので、相談する事をお勧めします。
遺品整理業者のアーカスでは、遺品整理はもちろん、生前整理のご相談も承ります。
生前整理はしたいけど何から手をつければ良いのか分からない、専門的なアドバイスを受けたい、荷物の仕分けや処分をお願いしたいなど、どのようなことでもご相談ください。
24時間365日、いつでもご相談をお待ちしています。
生前整理をはじめるタイミングは？20代・30代だと早すぎる？
生前整理をはじめるタイミング１・定年退職を迎えたとき
生前整理をはじめる理想的なタイミング１つ目は「定年退職を迎えた時」です。
定年退職とはあらかじめ決められた年齢に達した時に退職をする事を指します。
60歳を超えたタイミングで、いつでも行なう事ができます。
定年退職をする前と後では定年退職をした人の生活リズムは大きく変わってきます。
今まで忙しくてなかなか進める事ができなかった生前整理も定年退職をする事によって時間的なゆとりを持てるようになり、自分の今後についてまた老後についても深く考える事ができます。
老後についてじっくり考えたとしても、それでも時間にゆとりが出てきます。
自分の今までできなかった事に新しく挑戦する人も増えますので、同時に生前整理について今の自分と向き合い考えてみると効率良く行う事が出来ます。
生前整理をはじめるタイミング２・身近な人の死や病気をきっかけに
生前整理をはじめる理想的なタイミング２つ目は「身近な人の病気や死に触れた時」になります。
「自分が今まで身近な人と接してきた人の中、凄く元気で活発に動いていた人が突然病気になってしまったり、もしくは突然亡くなってしまったりする場面に出くわしてしまうと、自分がもし同じ目に遭ったらお世話になっている人や身近な人、家族の方にどれだけ迷惑をかけるのだろうか？」と自分のこれからについてもしくは自分もこういう事があるかもしれないと身を引き締め考えを改め直すきっかけになります。
その時に自分の死に対する意識も大きく変わり、生前整理をするモチベーションも高く維持できます。
そのため、生前整理を行う理想的なタイミングと言えます。
生前整理をはじめるタイミング３・就職や出産など生活環境が大きく変わるとき
生前整理をする理想的なタイミング3つ目は「就職や結婚など環境が、大きく変わった時」です。
就職や結婚などで環境が大きく変わる時は、気持ちの整理をはじめ物を整理するきっかけに繋がります。
理由として就職や結婚で引っ越しをする際、整理をする為に自宅に置かれている不用品や物を処分するタイミングになるからです。
その際に不要な物と必要な物をしっかり分けることによって。
断捨離をうまく行うことができます。
同時に生前整理を行う事によってより効率良く行う事ができます。
他にも環境が大きく変わるタイミングだと自身のモチベーションも高く前に進もうという気持ちが強くなる為、自然と生前整理に集中できるというメリットもあります。
生前整理をはじめるタイミング４・老後や将来に漠然と不安を感じたとき
生前整理を始める理想的タイミング4つ目は「自身の老後や将来に漠然と不安を感じた時」になります。
ふとしたきっかけで自分の老後や将来に不安を感じる人は多いです。
「自分がこれからどういうふうな老後を過ごして行くのだろうか？」「将来どのような仕事、そして家庭を持っているのか？」等深く考えるタイミングというのは私達の人生において必ず出てきます。
そのタイミングで生前整理を行うことによって効率よく取り組む事ができます。
不安を感じた時というのは、その不安を解消するために思考法を変えたり、アドバイスを聞いたり、「自分が動かなければいけない」と感じて行動に移す事ができるきっかけにつ繋がります。
そのきっかけ、つまり「不安」というきっかけをうまく使って生前整理を取り組んでいく事が大事です。
生前整理をはじめるタイミング５・写真やデジタルデータを整理するとき
生前整理を行う理想的なタイミング5つ目は「写真やデジタルデータを整理する時」になります。
近年デジタル遺品と呼ばれる亡くなった方がデジタル上に残していた遺品を誰かに相続するもしくは形見分けとして必要になってくるケースが増えてきています。
その際にデジタル遺品を取り出すために必要なIDやパスワードがわからず、相続もしくは形見分けとして渡す事ができないというトラブルが発生しております。
そのトラブルを回避する為にも自身が所有する写真やデジタルデータを整理するタイミングで生前整理を行なう事で問題なく相続できるような取り組みをする事ができます。
IDやパスワードは忘れずにメモしておくもしくはエンディングノートに記載する等デジタル遺品のトラブルを回避する為には、このタイミングで行うのが一番理想的です。
デジタル遺品とは？
デジタル遺品とは亡くなった人が生きている間に使用していたデータの事を指します。
データというのは保管場所が存在します。
主な保管場所としてはパソコンやスマートフォン等が該当します。
それらに保管されていたデータには亡くなった人の個人情報や大事なデータが入っています。
残された遺族の方は確認しがなければいけない場面が出てきます。
その際にIDとパスワードが分からないと引き継げない可能性があるので、生きている間に紙にメモをする必要があります。
また大事なデータを取り出す事ができないと、亡くなった方が定額制のサービス等を使用していた場合は、そのままお金がかかり続けてしまう可能性があるのでデジタル遺品の相続は必須と言えます。
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生前整理でやるべきこととは？
生前整理でやるべきこと１・不用品を整理する
生前整理でやること1つ目は「不用品を整理する」という事です。
自分が生きている間だとこれから不要な物もしくは必要な物を判断をする事ができます。
ですが自分が亡くなってから残された遺族の方が不用品を整理するとなった場合、どれが不用品なのか判断をする事が難しい場合があります。
その点から自分が生きてる間に生前整理の1つとして不用品を整理する必要があります。
また不用品かどうかを判別をする一つの目安として自分が亡くなった際に誰かに相続をしたい物もしくは相続をしたくない物かどうかと言う基準で判断するのが理想的です。
そのように判断する事で自身の感情よりも相手の事つまり家族や知人の事を考えた不用品の整理をする事ができます。
粗大ごみや大量の不用品は不用品処分業者に依頼すると安心
もしあなたが生前整理をする際、安心して取り組む為に、粗大ゴミや大量の不要品がある場合は一度生前整理業者に相談して進める事をお勧めします。
なぜかというと1人で生前整理をする場合、粗大ごみや大量の不要品を処理しなければいけないという事になると、体力的にも精神的にも負担がかかってしまうからです。
そして生前整理ができないという状態になってしまうと亡くなった後が大変です。
そうなる前に生前整理業者にお願いをして、スムーズに進めていきましょう。
生前整理業者がしてくれる内容としては「仕分けと整理」になります。
大きい荷物や大量の不良品を整理してくれますので、1人でやるよりも生前整理業者にお願いする方が安心して生前整理を進める事ができるのです。
生前整理でやるべきこと２・財産目録を作成する
生前整理でやること2つ目は「財産目録を作成する」という事です。
財産目録とは自分が亡くなった際に「相続人に対して財産がどれほどあるのか？」という内容をまとめたものになります。
主に不動産屋、貯金などの資産、またあれば借金や負債なども記入します。
あらかじめ財産目録を作成することによって、相続人の方にしっかりと伝える事ができます。
そして自分が亡くなった際の相続トラブル防止にもつながります。
また財産目録は絶対この形式に書かなければいけないという事はありません。
大事なことは自分のすべての所有している財産をしっかりと記載するという事です。
そしてもう1つ大事な事は相続税の申告時に参考にする評価額の記入です。
評価額を書いておくと相続人がイメージした評価額との誤差を無くす事ができるので、こちらも相続トラブル防止になります。
財産が多い場合は生前整理業者に依頼すると安心
また1人で財産目録を作ることが難しい場合、生前整理業者に依頼をするとスムーズに財産目録を作成する事ができます。
というのも生前整理業者は、遺言書の作成や財政目録の作成における相談が可能なのです。
業者によっては提携する弁護士さんなどの紹介をしてくれる所もあります。
まずは無料で相談をしてくれる生前整理業者を探して相談します。
財産目録の作成サービスの料金相場は5万円から10万円となります。
また財政目録を作るのが多いもしくは難しくなるとかかる費用が増加します。
費用がかかりますが、その分難しい財政目録の作成を楽にする事が出来ます。
遺品整理業者のアーカスでは、財産目録の作成サービスを承っています。
大事な財産に関することですから、安心できる業者を選んで頂きたいと思います。
遺品整理業者のアーカスは、遺品整理士が在籍し、相続などの法規や専門的な知識を持ったスタッフが的確にアドバイスをさせて頂きます。
24時間365日いつでも、ご都合のつく時間にお伺いさせて頂きます。
いつでもご相談をお待ちしています。
生前整理でやるべきこと３・エンディングノートの作成
生前整理でやること3つ目は「エンディングノートを作成する」という事です。
エンディングノートは「自分が亡くなった後に自分の遺産や遺物をどのようにして欲しいのか？」また「残された遺族の方や伝えたい人に自分のこれまでの気持ちをどのようにつたえるのか？」そして「なぜその人に相続をしたいのか？」という内容を書く事ができるノートになります。
法的な手段で相続人を選ぶ事ができる遺言書とは違い、法的な効力はないので注意が必要です。
また、エンディングノートは指定された形式やノートはありません。
ですが市販で売られているエンディングノートもあります。
こちらを代用しても構いませんし、自身で紙とペンを用意してエンディングノートを作成する事も可能です。
エンディングノートに書くべき項目について
エンディングノートに書くべき項目については自分の情報財産や資産自分の周りのことや環境について、そして家族や友人、ペット、自分が今受けている医療や介護、そして亡くなった際の葬儀屋の指定が出来ます。
他にもお墓についてや相続、遺言書の場所、連絡先やメッセージ等を記入していきます。
また書き方については決められた形式はありません。
自分の気持ちや想いを残された遺族の方や友人に伝えることを優先して書き進める事を意識してみて下さい。
生前整理でやるべきこと４・遺言の作成
生前整理でやるべきこと4つ目は「遺言の作成」です。
これは生前整理をする際に必要な事です。
理由としては遺言が無いと、もし自分が亡くなってしまった場合、残された遺族や親族の方は「どのように相続をすればいいのか？」また「亡くなってしまったあなたの気持ちはどのような心境だったのか？」等うまく伝わらず、悲しい気持ちにさせてしまいます。 そ
して相続トラブルも発生しやすくなります。
相続トラブルを防ぐ為にも遺言の作成は優先して行う必要があります。
または遺言は遺言書とは違い「家族にどんな言葉を残すか？」「自分の死を悲しむ人達に労う言葉もしくは励ます言葉を伝える」等、自分の想いを伝える事ができるので自分の想いを乗せて伝えるようにするのが理想的です。
遺言書の効力について
また遺言とは違い遺言書には効力があります。
主な効力としては
「相続人の廃除」
「相続する分量の指定や相続を分割する方法の指定」
「相続の分割を禁止」
「配偶者や子の法定相続人以外にも、第三者の人に遺贈をする内容決定」
「隠し子の公表、認知」
「残された子が未成年である場合の後見人を指定」
「自身が遺産を所有しているが、他人のものであった場合は相続人が担保責任を負う事の説明と担保の負担割合の指定」
これから起こりうる事務手続きを行う遺言執行者の選定または第三者の委託」があります。
この8つの効力が遺言書にはあります。
生前整理のメリット・デメリット/はじめるタイミング・やるべきことについて
これまで生前整理のメリットやデメリットを説明してきました。
主なメリットとしては「相続トラブルを事前に回避できる」「老後の不安を軽減する事ができる」です。
そして主なデメリットとしては「高齢者だと負担が大きい」「相続において難しい内容が出てくるとそこで立ち止まってしまい、生前整理が上手くできない」という事です。
そして生前整理を行う理想的なタイミングとしては「定年退職をした時」「自身の環境や変化に訪れた時」「身近な人の死に直面した時」等が理想的なタイミングです。
主に生前整理を行うモチベーションが高い時や時間に余裕がある時に取り組みやすい事を説明してきました。
また生前整理においてやるべき事としては「不用品の選別、処理」「財産目録、エンディングノート、遺言の作成」「効力を確認しつつ遺言書の作成」になります。
自分だけではなく身近な人にも影響を与える生前整理。
理想的なタイミングで生前整理を行う事が重要となってきます。
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