【遺品整理でのトラブル】遺品整理業者のトラブル事例/注意するポイント

目次

遺品整理業者によるトラブルの相談件数は増えている!?

こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル-料金や作業内容に関するトラブルが発生しています-

発リンク:https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20180719_1.html (国民生活センター)

遺品整理のトラブル相談は急増はしていない/悪徳業者はごく一部です

遺品整理のトラブルは回避できる?どうすればいい?

遺品整理のトラブルを回避する方法1・複数の業者に相見積もりをとりましょう

現在日本には遺品整理を行っている業者は数多く存在しており、どこの業者を選ぶかにより異なる点はたくさんあるのでしっかり比較して選ぶ必要があります。比較しやすく気になるポイントとなるのが、遺品整理に必要となるトータル費用ではないでしょうか。業者により料金には必ず違いがあるので、相場を知るためにも複数から見積もりを取ってみることが大切です。見積もりを取ることで最も安い料金で遺品整理の依頼ができる業者を見つけることができるのはもちろんのこと、対応が丁寧かやスピーディーで迅速かという点も知ることができます。見積もりは一括で取ることができるケースも多く、一括見積もりを利用することで手間もかからず気軽に複数の業者の比較が可能です。

遺品整理のトラブルを回避する方法2・見積書の説明を丁寧にしてもらいましょう

複数の業者から見積もりを取るといっても、見積もりの内容が明確でなければその料金が全うか判断することができないのではないでしょうか。口頭での説明だけではなく見積書を出してもらうのはもちろんのこと、見積書の内容の説明もしっかりしてもらうことが大切です。トータル費用のみを提示して説明をしっかりしない業者は、不透明な料金が発生している可能性が高いので避けるべきです。本当に信頼できる業者であれば、見積書の内訳は細かい点までしっかりと提示してくれて分からない点があれば質問することで素人にも分かりやすいように、丁寧に説明してくれることが当たり前となっているので必ず分からない部分があれば質問をしておき、明確な答えをもらっておきましょう。

遺品整理のトラブルを回避する方法3・形見分けの品はあらかじめ整理しておきましょう

遺品整理で良くあるトラブルとしては、必要なものまで捨てられてしまうと言うことです。保険の契約書などの書類や価値があるものはもちろん残してもらえますが、遺族にとっては価値があっても一般的には価値がない故人が大切にしていたものや思い出の品などは、処分されてしまうケースも珍しくありません。特に形見分けをする前となれば、残したいものを捨てられてしまうケースが多いです。業者のスタッフからすると形見分けで残したいものは判断することができないので、業者に依頼する前に形見分けの品はあらかじめ整理しておくことがトラブル回避につながる方法の一つとなっているので、まずは形見分けの品の整理から始めてみるようにしましょう。

遺品整理のトラブルを回避する方法4・貴金属、金品などはあらかじめ保管しておきましょう

貴金属や金品が紛失してしまうと業者のスタッフが盗んだのではないかと疑いを持ってしまいトラブルにつながるので、貴金属や金品はあらかじめ保管しておき業者のスタッフの目に触れないところに置いておくことがポイントとなってきます。基本的に優良業者なら盗むということはあり得ませんが、中には悪徳業者や貴金属や金品に目が眩んでしまいついて間が差して盗んでしまうというケースもゼロというわけではありません。そもそも貴金属や金品を別の場所に保管しておけば、そういった紛失や盗難といったトラブルが発生することもなく、遺品整理業者のスタッフを疑う必要もないので業者のスタッフがやってくる前に前もって貴金属や金品は保管しておくべきです。

遺品整理のトラブルを回避する方法5・遺品買取を希望する場合は実績が多い業者を選びましょう

遺品整理で業者とトラブルが起きることを避けるために最も重要とも言えるのが、信頼できる業者を選ぶという点です。実績が豊富にあり実際に利用した人の口コミや評判も良い業者を選ぶようにしたり、運営歴をチェックしておくようにしましょう。実績豊富で遺品整理の作業に慣れているスタッフが対応してくれる業者を選ぶことで、本当に必要なものはしっかり残してくれたり不要なアイテムの処分を全て任せることができるなど、遺品整理をすることによる負担が大幅に軽減します。どんなに安くても対応がイマイチだったり、なかなか作業が進まなければストレスになってしまうので、実績豊富で安心して任せることができる業者を選んで依頼するようにしましょう。

遺品整理業者のトラブル実例/よくあるトラブルとは?

遺品整理業者のトラブル実例1・見積もり金額より高額な料金を請求された

遺品整理を業者に依頼することによるトラブルで最も多いといっても良いのが、見積もりの金額よりも高額な料金を請求されてしまったという内容です。見積もりでは安かったにも関わらず、いざ作業が開始した後に業者側が思っていたよりも処分しなければならないものが多かったり作業が大変となれば、追加費用が発生してしまう可能性はあります。そうならないためにも本当に必要なトータル費用を事前に知っておくことが大切であり、処分したい家具や家電など大きな物がどの程度あるのかや、どれくらいの広さの部屋の遺品整理を依頼したいのかなど事前にしっかり情報を伝えること、事前に出張で見積もりにスタッフに来てもらうことなどがポイントとなってきます。

遺品整理業者のトラブル実例2・契約を急かされたり、不当な高額請求をされた

契約を急かしてくる業者となれば、内容をしっかりと見て把握できていないのに契約してしまうということにつながってしまいます。そうなれば契約内容で見落としてしまっている部分が出てきて、サインはしてしまっているので泣き寝入りということになりかねません。契約を急かしてくる業者の場合には後々不当な高額請求をされるケースも珍しくないので、気をつけなくてはなりません。契約前には対応が良かったにもかかわらず、後々高額請求をしてくる悪徳な業者もあるので事前に利用した人の口コミや評判をチェックしておき、本当に信頼できて不当な高額請求は一切ない業者を選んでおかないと、トラブルにつながってしまうので気をつけましょう。

遺品整理業者のトラブル実例3・高価な品(骨董品や貴金属など)を不当に安い金額で買いたたかれた

骨董品や貴重品などは処分ではなく買取のサービスを行っている業者が大半ですが、複数の買取店に査定してもらっていないのを良いことに、本来なら高価なものを不当に安い金額で買い叩かれてしまうというケースも遺品整理業者とのトラブルでは多いです。買取サービスをしてもらう時には、なぜその金額になったのかという点の説明もしっかりしてもらうようにしましょう。もちろんそれだけではなく、自分自身で事前に買い取ってもらいたいアイテムの買取金額の相場をチェックしておいたり、買取店に簡易査定に出してみるようにしましょう。他の買取店ではどの程度の金額だったと伝えることで、買取金額をアップさせてくれる場合もあるのでトラブル回避のためにも下調べは重要です。

遺品整理業者のトラブル実例4・形見分けの品や貴金属が紛失した

貴金属や形見分けの品が紛失するというトラブルも、遺品がたくさんあることで発生することが珍しくありません。形見分けの品に関しては故人の思い出が詰まっていたり故人が最前に愛用していたアイテムということが多く、遺族にとっては価値があるものでも一般的には価値がないので業者のスタッフとしても、価値はなくていらないものと判断して処分してしまったり雑な扱いでどこに行ったか分からなくなってしまうことがあります。貴金属に関しては業者のスタッフが盗んだのか紛失したのかも分からなくなり、疑ってしまってトラブルになりがちです。しかし本当にあったという証明ができなければ泣き寝入りになるので、貴金属はもちろん形見分けしたい品も事前に保管しておくようにしましょう。

遺品整理業者のトラブル実例5・処分を依頼していないものを勝手に処分された

処分を依頼したもの以外は処分されないと考えがちですが、遺品整理の業者は整理する時に処分しても良いかその都度遺族に確認するばかりではなく、業者側として入らないであろうと判断したものは勝手に処分されてしまう可能性もあります。トラブル回避のためにも業者に任せっぱなしにするのではなく、必ず一緒に遺品整理の場に立ち会うようにしましょう。処分してもらいたくないものはあらかじめ伝えておいたり、目印となるものをつけておくこともトラブル回避につながります。処分依頼していないものを勝手に処分されたからと文句を言っても、既に処分されてしまったものはもう二度と戻ってくることはないので、事前に処分されないようにしておくことが大切です。

遺品整理業者のトラブル実例6・解約を希望したら不当に高いキャンセル料を要求された

遺品整理を業者に依頼し契約してしまった後で、ほかにもっと良い業者が見つかったりやはり自分たちだけで遺品整理をしようと思い、キャンセルを申し出るケースもおあります。そう言った際にはキャンセル料が発生するのは珍しいことではなく、契約内容にキャンセル料に関して記載されていることが大半です。しかし中には不当に高いキャンセル料を請求されてしまうというトラブルもあります。そのようなトラブルを回避するためには、契約する前にキャンセルに関する内容をしっかりと確認しておいたり、何日前のタイミングまでにキャンセルすればキャンセル料は不要なのかという、業者によるルールの違いをチェックしておくことがポイントとなってきます。

遺品整理業者のトラブルを防止を!悪徳業者の見分け方

悪徳業者の見分け方1・遺品整理業者に必要な許可を得ているか確認しましょう

故人の使用していた家具・家電・愛用品の始末を遺族の依頼を受けて行うのが、遺品整理業者です。遺品整理業者を営むにあたっては、資格や許可が必要となります。必須ではないため、中にはこうした資格を得ず無許可営業をしている悪質な業者も存在します。トラブルを回避するためには、「一般廃棄物収集運搬許可」、「古物商許可」そして「遺品整理士」の免許や資格を保有している業者かどうかを確認しましょう。これらは業者のホームページなどに提示されていることが多く、事前に許可証の提示を求めるという方法もあります。

遺品整理業者に必要な許可1・一般廃棄物収集運搬許可とは?

家庭や事業所から出るゴミを運搬収集するための資格が、一般廃棄物収集運搬許可です。これを取得するためには許可申請書や事業計画書を市区町村の環境事業窓口に提出する必要があります。現在、この許可は新規での申請が難しいので、すでに取得している業者はかなり信頼できる遺品整理業者と見て問題ありません。市町村から「一般廃棄物を運搬することを許可する」お墨付きを与えられていることからも、悪徳業者とは遠い業者であることが判断出来ます。

遺品整理業者に必要な許可2・古物商許可とは?

中古の品を扱う事業を行う場合は、個人・業者に関係なく古物商許可が必要です。
中古の品を売買する、修理する、レンタルまたは交換する場合であっても、この古物商許可が必要とされます。もし、この許可を得ずして事業を行った場合は法律で厳しく処分されるので、きちんとした企業であれば必ず取得しているものです。加えて、取得の際には営業所の有無が問われます。拠点となる営業所がなければ、許可はおりません。申請先も警察署の生活安全課が窓口として定められています。だからこそ、この資格は信頼性・安全性をチェックするために役立つのです。

許可の有無を確認する方法1・遺品整理業者のHPに記載されいているか確認しましょう

都道府県や市区町村の許可を得ている場合、信頼できる証として遺品整理業者のホームページに取得した許可や資格の免許画像が提示されている場合があります。
また、どの許可にも番号が発番されるため、番号を掲載していることもあり、しっかりと行政の許可を取得して遺品整理を行っていることをアピールしていることも多いものです。これは、近年多数の業者が遺品整理の分野に参入したため、安全で信頼できる業者である自社を顧客に選んでもらうための施策と言えます。
「会社概要」や「当社の目的」といったページを参考にしましょう。

許可の有無を確認する方法2・市区町村の一般廃棄物収集運搬業者の名簿を確認しましょう

一般廃棄物収集運搬業者であるかどうかは、実は簡単に調べることが出来ます。自分の市区町村のホームページにアクセスし、環境課などゴミ収集に関係する部署を探しましょう。ほとんどの市区町村が、その地方で認可されている業者を名簿やPDFファイルといった形でアップロードしています。これらは、誰でもアクセス出来る情報なので、一般人であるわれわれでも閲覧可能です。その名簿に業者の名前が掲載されていれば、非常に信頼性の高い業者であることがわかります。

許可の有無を確認する方法3・古物商許可は公安員会のHPで確認しましょう

遺品整理業者が、古物商許可を正式に取得しているかどうかは、都道府県の公安委員会のホームページで確かめることが出来ます。他にも、古物商許可のプレートを営業所に貼り付ける義務があるため、店舗での確認も可能です。許可証の提示を求めることも出来るようになっており、そこには許可番号・交付した公安委員会・古物商の氏名・住所などが記載されているので、安心して利用することが出来ます。業者のホームページがある場合、サイト内に古物商許可番号を記載することが義務付けられているので、こちらをチェックすることもおすすめです。

優良な遺品整理業者の特徴1・遺品整理士の資格者が在籍している業者

不用品回収業者が、自分たちの業務の延長線上として遺品整理を請け負う場合も、この業界では少なくありません。故人のことを考えるなら、出来れば遺品は手荒に扱ってほしくないものです。そんなときこそ、遺品整理士が在籍しているかどうか、というチェックポイントが役立ちます。遺品整理士は、しっかりと故人と遺族のことを考え、遺品整理を行うことが出来る専門家です。この資格を保有した人物が、実際に作業を行うというのであれば、安心して故人の遺品整理を任せることが出来る業者と言えます。

遺品整理士とは?

遺品整理士とは、一般社団法人遺品整理士認定協会が認める資格です。取得するためには通信講座を2か月受講する必要があります。その後は問題集に挑み、基準点以上の点数を取得することで、晴れて資格取得となるのです。「遺品はゴミではなく、故人の生きた証」であることを重要視しており、供養の心や遺品との誠実な向き合い方を学んでいる専門家ですから、まさに遺品整理を任せるにふさわしい人材と言えます。現在は全国に2万人いる遺品整理士を抱えている業者であれば、依頼をして問題ないでしょう。

優良な遺品整理業者の特徴2・訪問見積もりが可能な業者

近年は、遺品整理や不用品回収業者の中に悪徳業者が増えています。悪質な業者を避けるためには、まず「訪問見積もり」に対応してくれる遺品整理業者を選ぶべきです。「訪問見積もり」は、実際に故人の家の遺品を見て運搬料金や確保すべき人員の数を決めます。だからこそ、あとから高額請求されるようなことになりにくいのです。この「訪問見積もり」を快諾してくれる業者であれば、依頼をして問題はないでしょう。写真だけ、といった簡単な見積もりの場合は後から思ったより手間がかかったと増額した金額を要求してくる可能性があります。

見積もり料金の詳細を出してくれる業者を選びましょう

「訪問見積もり」が望ましいことはもちろん、遺品整理業者を選ぶ際には見積もりの詳細を提示する業者を選ぶべきです。見積もりの詳細とは、運搬費、人員費などわかりやすく金額の内容を書き記したものです。こうした詳細を全て「その他」の項目でまとめてしまい、実際には発生しない費用を上乗せするのが悪質業者の手法です。親切で丁寧な業者であれば、誤解や見解の相違が発生しないように細かい内訳を記入した見積もりを提出してくれます。これは事前に、業者に見積もりの内容を出来るだけわかりやすく出してほしいことを伝えることも大切です。

見積もりに時間をかけてしっかりと調査してくれる業者を選びましょう

訪問見積もりや、見積もり内容の細かい記載となると、滞在時間が長くなる可能性があります。ですがここは、しっかりと遺品の数や量、個数をカウントしてくれる業者のほうが正確な金額を提示してくれるものです。ある程度見積もりに対して時間を取る業者のほうが信頼出来ることを、理解しておきましょう。簡単な見積もりでは、のちのち「事前に知らされていなかった」という家具や家電などの運搬により、法外な金額が請求されることもあります。こうしたトラブルは絶対に避けたいものです。

遺品整理業者トラブルの実例や注意するポイントまとめ

遺品整理を依頼したあと高額な費用を請求された、遺品の扱い方が酷いといった悪質な遺品整理業者の被害は増加しています。少子高齢化が進んでいる日本では、こうした事業が注目されており、稼ぎやすいと判断した悪徳業者が参入してくるケースが散見されるものです。被害にあわないためにも、資格や免許の有無を確認してから見積もり依頼を行うべきです。見積もりについても、大雑把な見積もりではなく細かく内訳を記載できるような丁寧な作業を求めることが大切と言えます。出来るだけ訪問見積もりを依頼し、間違いのない業者を選ぶことがおすすめです。

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